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相手を理解できるようになる

ロジカルシンキングができるようになると、相手の本質、本音を知ることができるようになります。そうすることで相手への理解を深めることが可能になります。

相手とは、友人、家族などのプライベートな相手に限らず、職場の同僚や上司、取引先やクライアントのようなビジネスで関わる人たちについても同じです。また、人だけでなく、状況を理解することにも役立ちます。
相手のことを理解した上で、相手に対応していくので相手にとっても喜ばれる行動のとれる確率は高まるので良好な関係を築いていくことができるのです。

相手を観察したり、重要視するようになると、自分視点が薄れます。これが大切なところで、自分視点になった時は、感情が湧きやすいですし、その感情に留まってしまったり、独りよがりの感情に沿って動いてしまうことが多くなります。

ロジカルシンキングは、相手視点で先の先を考えるので、無駄に自分の心理に左右されることが少なくなるのです。

仕事がスムーズに進む

ロジカルシンキングができるようになると、問題を解決する能力が高まります。問題が起きた時に、何が根本の原因になっているのかを見抜いて改善に取り組めるので、仕事のスピードが上がったり、再発を防ぐことに繋がります。

目標や課題を設定する時にも、ロジカルシンキングによって進捗をスムーズにし達成までの時間を早めることができます。計画し、段取りも具体的に考えていくので目標達成率も高くなります。

もしも、計画通りにいかなかったり、うまくいかないことが起きたとしても、変更や改善も簡単に行えるようになり軌道に戻すことができます。リスク面も見逃さずに検討材料に入れるので失敗に対する損失も最低限に押さえることができます。

問題解決、目標達成というのは、自分自身や自分の会社のことに留まらず、ロジカルシンキングでお客様の問題解決に役立つこともできます。

また、お客様のニーズを的確に掴めるようになります。商談や交渉の際にも的確なコミュニケーションが取れるので、信頼性の高いやり取りができるようになります。

思考が柔軟になる

ロジカルシンキングの中では、色々な角度からものごとを見る思考を養います。そのことで全体からものごとを見れるようにもなっていきます。

私たちの思考は、意識しないと自分の思考習慣の癖に偏った考えしか持たなくなります。それは、何かを成し遂げたい時にも、他の人と関わるコミュニケーションの中でもとてももったいないことになります。

視野が広がると、色々な発想や考え方に出会うようになります。自分以外からの発想や考え方を受け容れるようになることで、さらに自分の思考の発想や考え方も広げることができてきます。

このことは心理面にも大きな変化をもたらしてくれます。混乱している心境や状況を整理したり、複雑に見えているものをシンプルに考えることができるようになるのは、精神的にも負担の少ないものになるのです。

自分の思考や感情を整理できることは、どんな場面でも冷静さを保つ上でとても役に立ちます。

優柔不断な人、すぐ怒る人、悩みの多い人、自信のない人なども、ロジカルシンキングを学習して日常に取り入れていくことで、きっと良い変化が期待できると思います。