相手の立場に立てる

ロジカルシンキングをマスターすると自分だけでなく相手の立場に立ってものごとを考えるようになります。コミュニケーションを円滑にする上ではとても大切なことです。

ロジカルシンキングの何がそうさせるかというと、例えば、その相手はどう伝えれば分かりやすいかを考えたりします。ビジネスの戦略を練る際にも、ターゲット層はどんなことを考えるかを見極めていきます。始めてのことに取り組む人とベテランの人に対する伝え方はきっと手法も言葉も異なるでしょう。そして、それを伝えたことでどうなるかを考えます。

それは日常での人間関係にも当てはまるのではないでしょうか?

これを送れば相手はどう感じるか、これを言ったら相手は何をするのかという伝えたあとの影響を考える習慣が身に付きます。もちろん、良い影響を与えることを選択することが前提です。

ロジカルシンキングは事実の究明も大切なポイントなので、自分側からの発信に責任を持つようになります。きちんとした事実を伝えることを意識することは、相手との信頼関係を高めることになるのです。

視点を変えることができる

意見の対立や不一致はビジネスでも日常生活でもよくあります。価値観も捉え方も趣向も人によって異なるのは当たり前のことで、それぞれの意見を持つことは悪いことではありません。また人との対立でなく、人間関係の中で起こったことが、自分の中に対立を生むこともあります。どちらであっても、意見が異なるとその先に進むことが難しくなることもあります。

ロジカルシンキングを活用することで、対立を対立のまま、葛藤を葛藤のまま残さずに済みます。

対立や葛藤がある時というのは、自分の狭い思考に囚われていることが多いです。対立の意見について多面的に思考を巡らせることができれば最適解に行きつきやすくなります。その巡らせる思考の中で新しいアイデアに出会うこともあります。

発想を転換することにも役に立ちます。視点を変えるとは捉え方を変えるということでもあります。人間関係でネガティブな気持ちが湧いた時にも、何故?を自問自答したり、違う捉え方を探すうちにピンとくるものに出会えることもあります。自分本位の憶測や思い込みが無くなれば、落ち込んだり、悩んだりを減らすこともできるのです。

皆の考えが集められる

ロジカルシンキングで使われる様々な手法やフレームワークは、狭い思考を広げてくれます。信ぴょう性の高い答えに辿り着くことができます。

何か対策を打たなければならない時に、どうしようかと悩む前に、皆で考えを出し合い、効率的にまとめていくことにロジカルシンキングは役に立つのです。

一人で考えるよりも、複数で考える方が、視点や価値観もことなるので色々な情報を集めることができます。ここで「違い」があることの有難さを実感することもでき、ひとりひとりを尊重することを学ぶことも可能になります。

何よりも一緒に考えるプロセスは、その先の実践を楽しいものにしていくでしょう。人間関係が仕事の成果の度合いを左右すると言っても過言ではありません。そして一緒に成果を味わうことができたら、そのこと自体が、大きな報酬になるのではないでしょうか。