今日の晩御飯は何にしようかなぁと考えて、晩御飯の献立を考えます。そして家にある食材があれとこれだから、足りないモノを買い足します。調味料も同じように必要なものがあるかどうか確認し、こちらも足りないモノは買い足します。

そして、決まった献立を晩御飯の時間に合わせて作る場合、何時ごろに買い物に行って、いつごろから作り始めるかを決めます。又同時に晩御飯に炊き立てのご飯が出せるように、お米を洗って炊飯器のスイッチを押します。

晩御飯が出来上がるころには、合間を見て洗い物をして、出来上がりの時にキッチンのシンクがきれいに片付いているのが、料理上手の証だと聞いたことがありますが、なかなかそうはうまくいかずに、料理が終わったら洗い物がスタート、という方も多いでしょう。

しかしながら料理を作る工程を考えると、これってロジカルシンキングにそっくりだと思いませんか?という事で今回は、ロジカルシンキングと料理の関係についてお話します。

料理はロジカル

前述のように、「今晩の献立を作る」という目的に向かって、その下に「買い出し」と「段取り」、「買い出し」の下にはすでにある食材と調味料、その横には買い出しが必要な食材と調味料、「段取り」の下には、晩御飯の出来上がりに合わせた買い出しの時間や調理時間。このように考えると、見事に「今晩の献立」を頂点にしたロジックツリーが出来上がります。

さらには、買いだした食材の余りで、次の日以降の献立を考える場合、ロジカルシンキングのフレームワークであるPDCAが応用できます。余った食材で何ができるかを考え(PLAN)、実際に作ってみて(DO)、何が足りなかったかを検証し(CHECK)、新しい献立を作る(ACTION)、そして買い足したものを中心に他の献立も考える場合、最初のPLANからさらに一周する・・・という具合に、料理においてはロジカルシンキングが大活躍です。

ロジカルクッキング

料理とロジカルシンキングについて調べていると、「ロジカルクッキング」という言葉にぶち当たりました。これは、従来の料理の常識を一旦取り払い、全く違うアプローチで論理的に調理することで、とてもおいしい料理ができる、という手法でした。

代表的な手法では、「料理は弱火」という新概念です。肉や魚を焼く時、縮む→あくが出る→固まる→柔らかくなる、という4段階で変化するのですが、いきなり強火で加熱すると4段階の変化が急激に進み、肉汁が一気に出て固くなったり、アクを閉じ込めたまま固くなってしまうのだそうです。

又野菜を炒める場合でも、強火で炒める事で細胞壁が急激に破壊され水分が無駄に出てしまうのだそうで、弱火で加熱する事でペクチンが温存され歯ごたえ良くみずみずしさが保たれるのだそうです。

このように、「こうあるべき」という方法から論理的に分析した手法で調理に変えてみる事で、全く従来の方法と逆の発想が生まれたというわけです。

最後に

こうして見てみると、料理はまさにロジカルシンキングの集大成であり、更に主婦の方にとっては、料理だけでなく選択や掃除、育児などが複雑に絡まってきます。時間は無限にあるわけではありません。そうするとやはり論理的にスマートにこなそうとするのは自然の流れかもしれませんね。