私たちの毎日は、大なり小なり問題が山積みで、その問題を次から次へと解決しています。仕事の事、家の事、どんな問題にも役立つのがロジカルシンキングであるというお話を今までしてきました。

何が問題かを導き出し、その根本原因を構築し、改善の手立てを考え、実施計画を練る・・・。限りなく無駄なものをそぎ落としてダブりを失くし、シンプルに理論展開する事が、ロジカルシンキングの軸になる考え方です。

「なんとなく」や「そう思ったから」と言ったあいまいなものを一切排除する為、導き出した答えは確固たるものであり、説明もブレることなくでき、イイ事ずくめのような気がします。しかしながら、ロジカルシンキングが有用な方法であるが故に、そのデメリットも同じように紹介しておきたいと思います。
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そんなに現実は単純じゃない!

ロジカルシンキングとは、論点をシンプルにして議論がしやすい状況を作り、因果関係を中心に答えを構築する為、説得力の高さがメリットであり、論理という部分ではほぼ正しい結果が得られると言っても過言ではありません。

理屈では、そうなってこうなったらこうなるのはわかるけれど、実際は不測の事態が起こらないとは言えません。そんなにスーッと物事が進む可能性は極めて低いです。そもそも何かを説得するために、そつなく論理的に答えを導き出している為、現実に即しておらず、所詮は「机上の空論」となってしまう場合もあります。
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新しい事にはめっぽう弱い

ロジカルシンキングでは、問題を解決する事を最優先に考えます。例えばコスト削減や経営方針の構築などの問題は、多くの人が関わる事になりますので、同じ目的のために論理立てて説得する必要があり、そういった部分では説得が得意分野となります。

何かマイナスな問題が生じて、そこをプラスに転じさせるため、ロジカルシンキングを用いて論理的に解決しようとします。その為そこで使う情報や状況は、基本「すでにありき」のモノや理論を使って構築する為、今までに全くない新しいものを生み出そうとすると、一気に困ってしまいます。なぜなら前例がないものを理論として使用できないからです。そういった意味で、新しい市場を開拓する「イノベーション」が絡むものには、めっぽう弱いと言えます。

手段が目的になってしまう

ロジカルシンキングは考える為のツールにすぎず、短時間で問題解決でき、説得に確固たる論理をもたらす為、そのツールとして極めて優秀です。しかし、スマートに短時間で問題解決する事にこだわりすぎて、本来の目的である「考える」事を軽視してしまう事があります。いわゆるツールを使う事が着地点になってしまうというわけです。
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最後に

日常生活では、次から次へと問題が起き、頭が混乱する事もしばしばです。そんな問題に「かわいそう」や「いやだ」と言った感情が入る事で、さらに事態は複雑になっていきます。そういった感情や無駄なものを排除する事で、妥当な回答をスムーズに導き出せることがロジカルシンキングの最大のメリットです。

前述のデメリットを十分理解した上で問題解決に役立てれば、非常にシンプルかつ有用な方法と言えます。もしデメリットの部分が顔を出しそうになったら、ぜひこの内容を思い出してくださいね。

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